鎌倉市大船・ヘナとインドハーブ専門サロン

七号正食と体力作り

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2年振りの七号正食

久しぶりに7号正食をスタートしました。本日は3日目。

体力づくりのためにはじめた加圧トレーニングも1年半が経ちました。今はリモートが主になっていて、加圧をかけてトレーニングできるのは月に一回ですが、体を動かすのが楽しくて続いています。

美容師試験が終わってからは、ウォーキングを暮らしの中にゆるくプラスしています。5,000歩でOK!だいたい平均7〜8,000歩、調子がいい日は10,000歩。歩きに行かない日もあるけれど、2日歩いてないと変な感じ、結果的に、なんとなく歩きにでかけてしまいます。

そして先日、ふと乗った体重計で「基礎代謝が上がっている」ことに気がつきました。
どうりで最近、やたらとお腹が空くと思っていたんです。まるで成長期の子犬のように、お腹がいっぱいになるまでパンパンに食べてしまっていました。

いろいろなタイミングがぴったり重なり、「七号食、今日から始めたらいいかも?」と直感的にひらめきました。
前日のうちに食事量を軽くして、5月7日からスタートしました。

七号正食ってなに?

七号食は、「正食(マクロビオティック)」を提唱した桜沢如一氏による、心身のバランスを整えるための食養生法です。

桜沢氏は、自らかかった熱帯性潰瘍を10日間の正食で治した経験があり、それをもとに「正食の10段階理論」をフランスで発表しました。その中で、最も厳格な食事法が“七号食”。彼は「いかなる病も10日で治る」とまで言い切っています。

具体的なやり方

一日に玄米一合を、2〜3回に分けていただきます。
食べてよいのは以下のものだけ:

  • 玄米(少量を一口100回噛む)
  • ごま塩
  • 天然の梅干し(昔は寒干し大根を使用)
  • 三年番茶(カフェインレス)
  • 水(自然水を1日コップ2杯まで)

基本的に「葉っぱ一枚」でもNG。極陽性の食事なので、陽性を崩す食材や過剰な水分も控えます。

歯磨き粉も市販品はNG。使うなら塩やナスの黒焼き。
アルコールやタバコももちろん禁止です。

胃腸が休まるため、期間中はお通じが止まることがありますが、回復食に入れば自然に戻るので心配いりません。

七号正食で得られる変化

七号食は、心身の「リセットボタン」を押すような養生法。
釈迦やキリストが悟りを開く際に行っていたとも言われています。

  • 物質欲が減る
  • メンタルが安定する
  • 老廃物の排出が促される
  • 感覚が冴える

今回は久しぶりに「空腹感」を楽しめています。
不思議なもので、スイッチが入ると朝のコーヒーも全く欲しくなくなり、夫のごはんも味見なしで作れています。集中力が増したような感覚もあります。

過去の七号正食体験

以前、7日間実践した際には:

  • 眉間に大きな吹き出物が3つ出現
  • 夜中に鼻水が止まらなくなり、朝までティッシュが手放せなかった
  • 肌がすべすべに
  • 目の下のクマが消えた
  • 体重が2〜3kg減った

など、さまざまなデトックス反応がありました。

今回も5〜6日目あたりに何か反応が出てくるのでは?と少し楽しみにしています。7日間で終えるか10日続けるかは、体調を見ながら判断する予定です。

普段の食生活について

七号食の話をすると「普段からストイックなの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
普段の食事はいたってシンプル。

  • お米は七分搗き
  • 旬の野菜を中心に肉や魚も、美味しくいただく
  • おやつは素材がシンプルなものを選び、たまに手作り
  • 加工食品・インスタント類・ジュースは基本的にとらない
  • 甘味も控えめ

という感じで、無理せず心地よい食生活を心がけています。

まとめ

玄米が合わない方や、少食にするとイライラする方など、体質によっては七号食が合わない場合もあります。
ただ、個人的には完全断食よりも穏やかで、安全にできる食養生だと感じています。

桜沢氏は「七号食は最高の判断力を得るためのもの」とも語っています。
私の解釈では、無意識の判断力や選択力、直感を研ぎ澄ますための時間だと思っています。
「無意識におまかせで生きる」――そんな感覚を大切にしたいのです。

最後に

体力がないことがずっと悩みでしたが、加圧トレーニングのおかげで体の変化を実感できるようになってきました。
「変われるんだ!」と感じられたことが、本当にうれしい。失敗続きだった体力づくりも、ようやく報われた気がします。

自分の性質や体質に合ったやり方を見つけて、無理せず続けていけばいい。七号食中もスタミナが落ちすぎないよう、軽く体を動かすようにしています。

ヘナ美容室のオープンに向けて、今は体力づくりに励む日々です。

コロナ禍で外出が減り、誘惑も避けやすい今。過ごしやすい5月、新緑の季節に、体をリセットしてみませんか?


初投稿・2021年5月

この記事を書いた人

気づけばヘナと出会って20年以上。
今も変わらず、植物の力と向き合いながら、ヘナ・食・農のある暮らしを楽しんでいます。

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