卵子（ランコ）とワタシの物語
只今、本の断捨離中。
懐かしい本が出てきました。
初版は2004年7月。
私が手にしたのは、中古本だったと思います。
なんとなく処分できず、今でも手元にあります。
可愛いイラストで、「卵子（ランコ）とワタシ」の一生がわかりやすくまとめられていて、とても印象的な一冊です。
恋する生殖細胞・ランコちゃんのお話。
私には子どもがいないので、現在の保健の授業でどんな内容が教えられているのかは分かりません。
けれど、これが保健の授業のテキストになればいいのに…と、当時感じたことを思い出しました。
若い頃、生理には終わりがくることを理解してはいたし、生理中を少しでも快適に過ごせたらと思っていました。でも、私は結婚願望も薄く、「家族を持ちたい」という意識もあまりなかったので、自分が子どもを持つというイメージが全くできていませんでした。
ヘナが生活の中の常備品になってからは、生理痛に悩まされることもなくなり、体のリズムに対してすっかり無頓着になっていたんです。
もっと早く「卵子ストーリー」のような知識があったら…。
生理がきて、排卵日があって、ほんの少しのホルモンバランスが“気分”を大きく左右していることを知っていたら、あのピチピチの頃の私は、ランコをもっと大切にできたかもしれません (^_^;)
女性は、生まれたときすでに「原始卵胞」を持っていると言われています。
初潮を迎えるまでは、体内で眠っている細胞。
”ランコのタネ、（原始卵胞）が登場するのは、ワタシがそのまた母のおなかの中にいた胎児の初期の時代。その頃からランコのタネは、ひそかにDNAをコピーし続けて仲間を増やし、最大で700万個ものタネがひしめきあいます。〜〜〜”
【引用：卵子ストーリー】
原始卵胞の存在に、なんとも言えない神秘を感じてしまいます。
母と父が出会い、祖父母がいて、何世代にもわたって受け継がれてきた遺伝子、プログラムされた情報、記憶…。
もしも、過去のどこかで組み合わせが違っていたら――私の顔も性格も、まったく別の誰かが生まれていたかもしれない。
ふとそんなことを思い巡らせたのは、自分の体の内側からのメッセージを、無意識に受け取っていたからかもしれません。
アーユルヴェーダでは
アーユルヴェーダでは、健康な卵子と精子を育てるために、結婚した男女が妊娠するまでの“養生法”が説かれています。
シュクラ（生殖組織）を栄養で潤すにはどうしたらよいか――産後の養生法まで、丁寧に伝えられています。拙ブログの『あなたの細胞はあなたが食べたものでできている１・２』でも書いたように、「消化の経路」の7番目にシュクラがあります。
ここまで栄養が満たされ、潤っていれば、その人は全体的に健康で元気。つまり、健康な遺伝子を次世代に残せるということになります。受精の瞬間に体質が決まるとも言われているので、健康なランコちゃんとセイシくんの出会いは、本当に大切なこと。
受け継がれていくDNAと、アーユルヴェーダの叡智。
結婚した夫婦がアーユルヴェーダドクターの指導のもと養生し、「子作りOK！」とお墨付きをもらってから妊活を始める。丈夫な肉体、少しのことでは折れない精神力。健康に生まれてこられるって、それだけで“丸儲け”な気がします。
どうも私は、肉体の強さに憧れがあるようです(^_^;)
でも、弱々しく生まれてきても、ぶつかったり、凹んだり、喜んだりしながら気づいていくこともある。
体質に優劣なんてない。どんな体で生まれてきても、その命のテーマを生きるだけなんだなと、50歳を過ぎてようやく見えてきたこともあります。
でもやっぱり、知っていて損はないですよね。
「消化の経路」の７番目にシュクラ（生殖器）があります。シュクラまで栄養が満たされ、ちゃ〜んと潤っていれば、その人は全体的に概ね健康で元気ということになります。よって、健康な遺伝子を残せる。なにせ、受精した瞬間に体質が決まると言われているので、健康なランコちゃんとセイシくんが出会うことはとっても大切なこと。
受け継がれていくDNAとアーユルヴェーダの歴史。
結婚した夫婦がアーユルヴェーダドクター指導の元、養生の末にドクターから子作りOK！のお墨付きをもらう。丈夫な肉体、多少のことではへこたれない精神力、健康で生まれてこれるってそれだけで丸儲けな気がするんです。
どうも私には肉体の強さに憧れがあるようです(^_^;)
弱っちく生まれてきても、ぶつかったり凹んだり喜んだりしながら、気づいていくこともあるんだし、体質に優劣があるわけじゃない。どんな体で生まれてきても命のテーマを生きるだけなんだよな、と、５０才をすぎてみえてきたこともあります。
けど、知っていて損はないよね。
そして、母思う
母の日が近づいて、ふと思い出す「母」
母が旅立って40年以上が経ちました、母の声も記憶のずーっと後ろの方になってしまったくらい、ぼんやりしているのだけど、それでも多分、人混みの中で名前を呼ばれたら、振り向いて手を振る自信はある。私の声に表情に仕草に、似てほしくない癖に両親の一部が刻まれて私がスタートしているんだよな〜。
未来のお母さんたちへ、手渡すならこの一冊。
「卵子ストーリー」
いかがでしょうか！
amazonで古本手に入ります。
初投稿：2021年4月
